ブログで言及してなかったけど今年良かった人・もの

・Tame Impala 『The Slow Rush』

今年一番聴いた音楽。特に上半期はムードがあまりに世の空気に合致しているように感じられ繰り返し再生した。
好きな曲は多々あるが『Glimmer』が初期シカゴハウスでメロウさが際立つVirgo Fourにしか聞こえなくて、そこを参照するのか......と思う等。

 

・Tevo Howard

シカゴ繋がりで。父もシンガーだったというハウスのプロデューサー。初めて聴いたのは↓の音源で、音は確かにクラシックなアシッド・ハウスなんだけど奥ゆかしいメロウさと朴訥さが独特だなあと強く印象に残った。


Tevo Howard - Move (Original Mix)

今年に入って久々に存在を思い出し、Spotifyで検索してみたところカタログの大半がカバーされていたのでちょくちょく聴いた。

初期ハウスで鳴っているようなドラムマシンやシンセサイザーそのままの音色、少ない音数、凝りすぎていないプログラミングという要素が並びながらも決して粗いわけではなく、でも生々しさはある、という不思議な佇まいの曲たち。どの音源もハズレがないと思うが、一つ選ぶとしたら独自性が一番感じられるという意味でハウス音楽で最も知られているクラシックをカバーしたこれか。

 

・東雲和音 (天音みほ) 『Mani Mani』

気が向いたらTaku Inoueについての個人的所感をまとめた記事を書きたい。要約すると「現在最も信頼できる音楽の作り手の一人だね〜」で終わってしまうのだが。

 

上田麗奈 『Empathy』

過去作も言うまでもなくクオリティが高かったが、世界観がディープすぎて向き合うにあたって少し構えてしまうな......と感じていた。今作では序盤と終盤に収められたポップな曲群によって、アルバム全体をより絶妙な温度感に落とし込むことに成功している。個人的には5曲目の感情に無批判な感じが苦手なのでそちらの路線を拡大してほしくないという思いはある。
この後に出た『リテラチュア』も含めて素晴らしい成果であり、制作する側は大変だと思うが様々な領域に届く可能性が見出せるこの一連のプロジェクトに今後も期待を寄せずにはいられない。

 

早見沙織 『yoso』

この人に関しては出るものすべて良いが、中でもこの曲は絶妙で別格の出来。イントロでベースが入ってくるところ、Aメロでマシーナリーな16分のハイハットが入ってくるところでシビれる。

 

・降幡愛 『CITY』

彼女の諸作品における「80'sリバイバル」が驚きを持って受け止められている理由に、ダンス音楽やクラブ文化の影響が一切ない上でのディグによる産物だから、という点があると思う。

 

ピエール瀧 YOUR RECOMMENDATIONS

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昨年の諸々に対し思うところが何もないかと言われれば嘘になるが、とりあえずはこうした形で再び「らしい」活動が見られることは喜びたい。旅企画としてはユルいが退屈さは感じない良い湯加減で、今日から始まるという第2弾も楽しみ。

 

・テレビ千鳥

週に1回心の底から笑える時間があるだけで生活が豊かになったような気がしてくる。好きだった企画は「コメンテーター表情選手権」「ガマン花火」「ノブに香水を歌わせたいんじゃ!!」あたり。

 

Jリーグジャッジリプレイ

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DAZNにて配信されている番組。Jリーグの試合中の判定の是非について、実際の審判経験者を交えて多角的に検証するという内容。サッカーの試合におけるレフェリングの重要性を学び、競技自体への理解も深まる。スポーツが好きな人はもちろん、そうでない人にも興味深いであろう視点を提供している。

 

三嶋一輝

今年は球場にも気軽に足を運べず、チームはあと2歩も3歩も足りない結果に終わり、シーズン後の戦力の入れ替えもあり何とももどかしい心持ちが続いたが、そんな中でベイスターズの希望となったのは首位打者となった新キャプテン・佐野恵太とこの苦労人の新クローザーだろう。中継ぎとしては時たま不安定な投球もあった彼がクローザーとしてここまで支配的だったとは思っていなかった。ハイライトはやはり無死三塁の大ピンチから3者連続三振で1点差を守りきって締めた試合だろう。
来年は厳しいシーズンになるだろうが、三浦新監督がどのような手腕と姿勢を見せてくれるかに期待したい。


2020.10.16 三嶋圧巻の3者連続奪三振!!ノーカット!!

 

チェンソーマン

先日の連載最終回にのみ乗っかって興奮をシェア、というこのSNS時代において最もみっともない馴れ合いムーブをしようとして単行本とジャンプの電子版で一気読みし、もはや馴れ合い云々がどうでもよくなるぐらい食らってしまった。
あくまでエンターテインメントとしての矜持は忘れず、しかしながら人間の弱さ、盲目さ、愛といったテーマが真に迫る形で描かれていた。早川家の呼び鈴が鳴る場面の恐ろしさと絶望や、終盤の張り詰めた展開の中で突如差し込まれるファミリー!の脱臼っぷりに表れているが、どこか悲壮・憤怒・執着といった激しさを淡々と、場合によっては悪意すらも交えて取り扱う姿勢が垣間見えるところに秀逸さを感じた。LIFE IS... COMEDY!!!(ギャラクシー銀座)

 

・浅倉透

 

佐倉薫

 

好(Hǎo)だね......

 

岩井映美里

 

好(Hǎo)だね......

 

八巻アンナ

 

 好(Hǎo)だね......

 

・会沢紗弥

 

 

 

 

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